パフォーマンス

パフォーマンス

DRBDは、デフォルト設定でも非常に高いパフォーマンスが出るようにパッケージングされています。しかし、設定値やハードウェアによってパフォーマンスが向上することもあれば、逆に低下してしまうこともあります。

ここでは、DRBDのパフォーマンスに影響する要素についてのアウトラインを紹介します。

ネットワークカード

使用するネットワークカードは、十分パフォーマンスが出るものを使用します。同じ1Gbps に対応しているネットワークカードでも、メーカーや製品によって出せる速度に差が生じます。また、搭載されているHDDの速度が高速でも、DRBDはネットワークを通じて同期を取るソフトウェアですので、ネットワークが遅ければハードウェアの性能とは関係なくパフォーマンスが低下してしまいます。100Mbpsのネットワークカードでは、どんなに早いSASのHDDを接続してもATA100程の性能が上限となります。

CPUとメモリ

DRBDは、ソフトウェア的にデバイスをエミュレーションしているソフトウェアです。そのため、CPUやメモリを使用します。CPUが低速だと、処理できるI/Oの数が低下し(IOPSの低下)十分な速度が出ません。DRBDを使用する場合は、なるべく高速なCPUの使用と、SATAのようなIOPSがCPUに依存するHDDの使用を控えてパフォーマンス低下を防ぎます。

HDDのI/Oスピード

現在では、1Gbpsのネットワークカードが広く普及し、10Gbpsのネットワークカードも出てきました。ネットワークが早くてもDRBDが同期をとりながら動作している以上、物理的に書き込みをするHDD等のブロックデバイスが遅ければその分パフォーマンスは低くなります。1Gbpsのネットワークでは最大125MB/secの転送が可能で、実質値は110MB/sec程のパフォーマンスが得られます。ディスクI/Oがこの転送スピードよりも遅ければその分遅くなるので注意してください。