FAQ

一般的なFAQ

Q. DRBDはSolarisやBSD系OSでも動作しますか?

いいえ。動作しません。DRBDはLinuxのカーネルモジュールで動作しているため、Linux系OSでのみ動作します。

Q. DRBDを使用するとデータが壊れなくなりますか?

いいえ。DRBDはHDD(パーティション)を複製(ミラーリング)するソフトウェアです。アプリケーションが壊れたデータを書き込むと壊れたデータが複製されてしまうため、データが壊れなくなるというものではありません。

Q. WindowsのデータをDRBDで同時複製できますか?

はい。DRBDはファイルシステムを問わないため、複製されたDRBDリソース(HDDとして見える)をiSCSIで公開することによって、Windows側からNTFSでフォーマットすることができます。Windows側からは外付けHDDを使用する感覚で特別な設定をしなくても使用することができます。

Q. ただのバックアップソリューションですか?

いいえ。DRBDは、ただのバックアップソリューションではありません。通常のバックアップソリューションは、HDDの中身(ファイルやディレクトリ)をコピーしてバックアップされますが、DRBDはHDD自体を全て複製します。更にコピーによるバックアップとは異なり、使用しながらリアルタイムに複製されます。

Q. 設定は難しいですか?

いいえ。基本的な設定であれば、設定ファイルのサンプルを編集するだけで簡単に動作させることができます。パフォーマンスチューニングを行う場合は、ソフトウェアだけでなくハードウェアの知識が必要になり難易度は高くなりますが、基本設定でも十分な性能が出るよう設計されています。

Q. 2台以上の複製はできますか?

はい。DRBDバージョン9は最大32台でデータを複製できます。

Q. 楽しいですか?

はい。 人それぞれ使い道が異なるかと存じますが、データがリアルタイムに複製されている安心感は、運用をより楽しく変化させます。

Q. コミュニティにはどうやって参加すればいいですか?

日本語で展開されているDRBDのMLは存在しませんが、Linux-HA JapanのMLによりDRBD関連も取り扱っています。詳しくはLinux-HA Japan Projectのサイトを参照してください。

トラブルシューティングFAQ

Q. DRBD同士の接続ができません。

DRBDは、お互いのノードの存在確認にDNSやhosts等に登録されたホスト名を使用しています。Linuxコマンド「hostname」で返されるホスト名が、DNS又はhostsに登録されていない場合、DRBDはお互いを認識できず接続することができなくなります。

Q. 同期速度がすごく遅い。

原因は様々な可能性がありますが、代表的なものは「/etc/drbd.conf」に記載された「syncer」セクションの「rate」の値が低く設定されている場合があります。設定値の単位は「MB/秒」です。初期同期やバックグラウンド同期中にはこのSyncerの値が適用されるので注意してください。

次にサーバ間の接続に使用しているLANケーブルにCAT.5のような1Gbpsに対応していないケーブルを使用していることが挙げられます。1Gbpsのネットワークカードを使用していても、ケーブルが対応していない場合は100Mbpsで接続されてしまい、同期速度が遅くなる場合があります。

Q. コネクト状態が「StandAlone」と表示されてしまいます。

スプリットブレインが検知され、DRBDがどちらのHDDが最新のデータが保存されているかを判断できなくなったため、同期しない状態で動作しています。これは障害ではなくDRBDがデータを保護するための「安全装置」ですので、古い(捨てても良い)データの入っているHDDが搭載されているノードで「# drbdadm invalidate <リソース名> 」を実行して接続しなおします。