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LifeKeeperとは

ミッションクリティカルシステムの高可用化を実現するHAクラスタソフトウェア「LifeKeeper」(ライフキーパー)について紹介します。

HAクラスタ構成とは

高可用性を目的としたクラスタ構成は、「HA(High Availability)クラスタ構成」と呼ばれます。「冗長化構成」とも呼ばれます。

最大の目的は、一部で障害が発生してもシステムを止めずに、サービスを提供し続けることにあります。

HAクラスタソフトとは

HAクラスタ構成を管理/制御するソフトウェアのことを指します。

「一般的なハードウェア」と「HAクラスタソフト」を組み合わせることにより、特殊で大変高価なハードウェアによるクラスタ構成に迫るほどの高可用な構成を構築できます。

LifeKeeperとは

LifeKeeperとは、サイオステクノロジー社が開発を行うHAクラスタソフトウェアです。ミッションクリティカルなシステムの高可用性を実現します。

システム障害を監視しアクティブサーバに障害が発生した場合に、スタンバイサーバに自動的に処理の切り替え(フェイルオーバー)を行うことでシステムダウンを回避します。万が一、システムダウンに陥った場合でも、システムダウンタイム時間を短縮し、ビジネス損失を最小限にできます。

ほとんどの操作をGUIベースで行えるため、操作性に優れ、ユーザフレンドリーな設計になっています。

LifeKeeperの導入メリット

LifeKeeperの導入により、システム可用性を大幅に向上させ、万が一のシステム障害に備えることができます。

  • 遠隔デュプリケーションによって、事故や自然災害が発生した場合でも業務を継続できます。
  • システムダウンタイムを極力短縮できます。
  • 定期バックアップのみではなく、サーバ障害発生直前までのデータを保護できます。

ARK(Application Recovery Kit)

ARKとは、リソース間の依存関係を自動設定する機能です。

対象アプリケーションがARKに対応している場合は、ARKとGUIツールの連動により、設定ウィザードに対して必要項目の入力を行うだけで、クラスタリソースの作成が可能です。すべての設定/変更をGUIで行えます。

ARKは自動的に構成条件チェックを行い、動作が不完全となるようなクラスタ設定はできない仕組みになっています。

設定変更時はアプリケーション(サービス)を稼働させたまま、動的な設定変更が可能です。

ARK+GUIツールの機能により、導入工数の大幅な削減が可能となっています。

Generic ARK

ARKが対応していないアプリケーションに対しても対応する仕組みとして、「Generic ARK」という機能が用意されています。アプリケーションを制御するための専用スクリプトを作成し、LifeKeeperに組み込みます。開発用ツールとして「Extender」という製品が用意されています。

また、ユーザ独自の仕様に基づいて、クラスタ処理をカスタマイズしたい場合にも非常に有効となります。

「Generic ARK」により、あらゆるアプリケーションのクラスタ化を行うことができます。

LifeKeeperの構成例

(1) 共有ディスク構成

外部ストレージを共有ディスクとする、一般的なHAクラスタシステム構成です。

高価な外部ストレージを使わずに、安価にHAクラスタシステムを構築できます。

(2) データレプリケーション構成

各サーバのローカルディスクをレプリケーションすることで、ミラーボリュームを作成します。距離的な制約がなくなるため、遠隔地へのフェイルオーバーも可能です。

こちらも、安価にクラスタシステムの構築が可能です。

LifeKeeperの適用シーン

(1) 物理環境

スタンバイ方式、相互スタンバイ方式、N対1(NxM)スタンバイ方式などの構成により、既存のシステム構成を発展させた高可用性の構築に対応できます。

(2) クラウド環境

クラウド環境に物理環境のバックアップを構築する場合や、リージョンをまたいだクラスタリングなども可能です。

(3) 仮想環境

物理環境をベースとした、段階的な仮想環境移行のプロセスに対しても、柔軟に対応可能です。

まとめ

以上のように、LifeKeeperは、さまざまなアプリケーション、ハードウェア、HAクラスタ構成方法をサポートします。物理環境、クラウド環境、仮想環境にも対応できます。そして、コスト削減にも寄与する高機能HAクラスタソフトウェアです。

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